■詰め物・被せ物の種類

歯をどのくらい削ったか、どのくらいの範囲の修復かによって、詰め物をするか被せ物をするかが変わります。材質は歯科用プラスチック（レジン）や金属、セラミックなどがあります。

• コンポジットレジン

  

  虫歯がまだ小さい段階では、虫歯だけ削ってコンポジットレジンという樹脂製の白い材料を歯につけて修復する事ができます。 歯の削る範囲を最小限に抑える事ができます。

• インレー

  

  虫歯が大きく、コンポジットレジンでは修復できない場合にインレーを使います。虫歯を削った後に型取りをして、その型に合わせて技工士が作成します。保険治療の場合は銀歯になりますが、金属アレルギーの方や見た目を気にされる方にはセラミックスをおすすめします。

• クラウン

  

  歯が虫歯などで大きく壊れた場合、クラウンという被せ物を使って修復します。 インレーと同様に保険治療の場合は銀歯になりますが、金属アレルギーの方や見た目を気にされる方にはセラミックスをおすすめします。

■入れ歯について

着脱式の歯のことを入れ歯、と言います。
噛むことは脳に大きな影響を与えているといいます。歯を失っても食事を楽しく、しっかりと噛んで味わえるよう、患者様にぴったりな入れ歯をお作りいたします。

• 部分入れ歯

  

  部分入れ歯は、歯を失った部分のみに入れ歯を入れ、残っている歯に金属のフックをかけて支えます。ご自身の歯が1本でも残っていれば、部分入れ歯になります。

• 総入れ歯

  

  支えになる歯が全てなくなっている場合は、入れ歯は全て歯茎の上に乗せることとなり、これを総入れ歯と言います。

■ブリッジについて

失った歯の本数が少ない場合はブリッジ治療を行います。失った歯の両隣に残っている歯を削って土台を作り、そこに橋をかけるように人工歯を被せます。入れ歯ほどの違和感はなく、噛む力は天然歯の約6割程度まで回復できます。

■インプラントについて

インプラントとは失ってしまった歯の代わりに人工の歯根（土台）を埋め込み、その上に被せ物を固定する治療法です。入れ歯とは違いしっかり固定されているので、自分の歯と同じように硬いものでもよく噛むことができます。インプラントは治療期間が長くなること、治療費が高額になること、適応症例が限られるという特徴もあるため、ご興味のある方は一度ご相談ください。またインプラントはお口の衛生状態によって寿命が変わってきます。きちんとブラッシングし、定期検診を受けましょう。

インプラント説明図