のぞみデンタルクリニック

〒713-8102 岡山県倉敷市玉島1701-7

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小児歯科

小児歯科

昔に比べ虫歯のあるお子様が減っていますが、食生活の乱れによる顎の発育の遅れ、歯並びやかみ合わせの不正が問題になっています。当院では虫歯の予防はもちろん、離乳食の指導から食育、口腔筋機能療法(口の周囲の筋肉バランスを整える治療)を行います。それでも歯並びやかみ合わせに異常が残った場合には矯正治療を行います。

  • ■乳歯の虫歯予防

    赤ちゃんのお口の中には、もともとは虫歯菌はいません。ご家族との食器の共有や愛情表現のスキンシップにより唾液を介して虫歯菌が入り込んでしまいます。まずは周りにいるご家族のお口が健康で虫歯菌の少ない状態でいることが大切です。
    当院は特に小児の予防歯科に力を入れております。併設開業する「のぞみキッズクリニック」での乳児健診に歯科担当として参加し、一般の歯科医院よりも早い段階(生後3~4か月頃の乳歯が生える前)に歯科指導を行い、必要があれば乳歯が生えてくる生後8か月頃から歯科にご案内します。

    • 歯磨き指導

      歯磨きは自分でできるケアの代表的なものですが、自己流でやっていると磨き残しが多く、虫歯になるリスクも高くなります。お子様の成長段階に合わせた歯ブラシの選び方、正しい歯磨きの方法などをお教えします。親御さんには仕上げ磨きについてもアドバイスいたします。

    • フッ素塗布

      歯の表面にフッ素を塗布し、虫歯に強い歯にします。フッ素には歯質を強くし、細菌の繁殖を抑える効果があります。また、歯から溶け出したミネラル成分を再び歯に戻す「再石灰化」を促す効果もあります。ごく初期の虫歯でしたら、フッ素塗布によって治癒が期待できる場合もあります。この処置に痛みは無いので、安心して定期的に治療を受けていただけます。

    • シーラント

      奥歯の溝をレジン(歯科用プラスチック)で埋め、虫歯から守ります。生えたばかりの奥歯の溝は深くなっており、お子さんがまだ十分に磨くことができないため虫歯になりやすいのです。そのため、あらかじめこの溝を埋めることで虫歯を予防します。

  • ■離乳食相談

    併設している小児科(のぞみキッズクリニック)とも連携して行います。〝食べるのを嫌がる〟〝カミカミ、もぐもぐしない〟など離乳食についてお困りの方、お気軽にご相談ください。

    離乳食のステージ

    • ごっくん期(口唇食べ期)

      5〜6カ月(離乳食初期)

      歯が生える少し前の時期です。
      首かしっかり座って、支えていれば座れるようになれば、離乳食を始めて良いでしょう。

      0倍がゆなどなめらかにすり潰された状態のものから始めて行きましょう。固さの目安はヨーグルトくらいです。

      ヨーグルト
    • もぐもぐ期(舌食べ期)

      7〜8カ月(離乳食中期)

      下の前歯が生え始めてくる時期です。
      舌先を使って食べ物を取り込み、上あごを使ってすり潰せるようになります。

      豆腐など舌で潰せるくらいの固さのものを食べさせましょう。柔らかくある程度の大きさ(5㎜ほど)のものが良いでしょう。

      豆腐
    • かみかみ期(歯ぐき食べ期)

      9〜11カ月(離乳食後期)

      上下の前歯が生える時期です。
      食べ方は、左右どちらかの歯ぐきですり潰すような口の動きになります。

      バナナなどの歯ぐきで噛んで擦り潰せる固さのものが良いでしょう。薄い葉物野菜も柔らかく茹でてあれば食べられます。

      バナナ
    • ぱくぱく期(かじとり期)

      12〜18カ月(離乳食完了期)

      手づかみで食べるようになる時期です。
      上下の奥歯が一本ずつ生えると、いよいよ本格的な咀嚼の練習時期に入ります。

      おでんの大根のような歯ぐきで噛み潰せて手掴みしやすいものが食べられます。コップを自分で持ち水分を飲む練習もしていきます。

      おでんの大根
  • ■口腔筋機能療法(MFT)

    口腔筋機能療法(MFT)とは、口まわり(舌、口唇および顔面の筋肉など)をトレーニングによって強くし、バランスを整え正しく機能させる治療法です。このトレーニングを継続することで、整った歯並びや美しい口元を維持することができます。矯正治療を行う場合、矯正の後戻りを防ぐ目的でも行います。

    歯並びが悪くなる原因

    • 指しゃぶり

      指しゃぶり

      幼少期にしていた指しゃぶりを4歳を超えてもやめない場合は、歯列に影響が出てきます。指しゃぶりが与える影響として
      ・前歯が前に出る(出っ歯と言われるもの)
      ・上下の前歯の間に隙間が空く
      ・舌足らずな話し方になる
      などがあります。

    • 下唇を噛む

      下唇を噛む

      下唇を噛むクセがつくと、前歯が前に出てきたり下の歯並びが凸凹になってしまいます。 また上唇や上下の唇を巻き込んでかくクセがつくと、受け口になりやすいです。

    • 頬杖をつく

      頬杖をつく

      頬杖をつくことも、出っ歯などの原因になります。前歯が押し出されて前に出てきたり、歯列の形が左右非対称になってしまいます。頬杖はテレビを見ている時や宿題をしている時など、無意識に出やすいものです。気がついたらやめさせるようにしましょう。

    • 口呼吸

      口呼吸

      口呼吸がクセになるとお口が開いたままの状態が続くため、下顎や舌の位置が不安定になり、お口まわりの筋力がきちんと発達せずお子様の成長に悪影響を及ぼすことがあります。出っ歯になってしまったり、口の中が乾燥することで風邪をひきやすくなってしまいます。

    口腔筋機能療法には様々なトレーニング方法があります。
    お一人お一人の症状に合わせた適切なトレーニング方法をご提案いたしますので、お気軽にご相談ください。